『心理学』と聞いて、何を浮かべますか?
医療の現場や犯罪捜査の現場などを想像されたでしょうか?
一言『心理学』と言っても、一般心理学・動物心理学・スポーツ心理学・臨床心理学・社会心理学など種類は多岐に渡ります。
今後10年、20年AIが発展していき、人類の働き方が変わると言われている現代にて、今『心理学』が注目されています。
中でもビジネスにて大いに活用することができる『NLP』と呼ばれる心理学についてお話していきます。
『NLP』とは、ニューロ・リンギスティック・プログラミングの略で、直訳すると「神経言語プロラミング」という意味です。
簡単に言うと人間の感情や思考、行動のパターンを体系化したものです。
1970年代にアメリカの学者が医療の現場にて、天才と呼ばれた3人のセラピスト達を徹底的に研究して、開発された新しい心理学です。
「脳の取扱説明書」とも言われており、脳の本質や機能を知ることで自分自身の能力を発揮できるようになります。
著書『嫌われる勇気』で一躍有名となった、アドラー心理学においては「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。」と説いております。
しかし、今の現代社会においては他者との共存なしでは生きていけません。
そこで、自分自身や他者を深く理解し行動ができればどうでしょうか?
私は生きていく上で『最大のスキル』になるのではないかと考えています。
何故かというと、日常にて他者と接触しないことは絶対ないと思うからです。
職場に行けば上司・先輩・同僚がいる。
営業に出ればお客さんがいる。
家に帰れば家族がいる。
買い物に行けば店員がいる。
インターネットの世界でさえ、その向こう側には他人がいる。
人がストレスやネガティブな感情を感じるときは、先程アドラー心理学の部分でお話した通り、必ず他者が影響を与えているんですね。
だから、それを打開するスキルが身につけばとても生きやすくなると思うんです。
『NLP』を学ぶことで得られるメリットですが、
人間関係の修復、自分が抱いているネガティブな部分の改善、自己開発、目標達成力、他者との新たな信頼関係の構築、交渉・提案技術など様々です。
2013年にオックスフォード大学の准教授であるマイケル・オズボーン氏が書いた論文「雇用の未来」で将来なくなる仕事ランキングが話題になりましたが、そのオズボーン氏が10年後に売れるスキルで心理学を2位に挙げております。
AIにてオートメーション化されることによって人々の雇用が奪われていく、そんな話も出ております。
ですが、AIには人の微妙な感情を読み取ることがまだまだできません。
よって、AIにとって代わられないこの分野を深く知り活用できれば、知らない人たちに比べると豊かな人生を送れるのではないでしょうか。
『NLP』の具体的なスキル内容については、またお伝えしていきます。